境界と筆界のこと2 舞鶴 福知山 綾部【staff:横山】
前回は、「境界」と「筆界」についてお話ししましたが、
今日はその後についてお話しします。
お隣の土地との「筆界」=「境界」を決めるときはどうすればいいのでしょうか?
そうです、お隣の土地の所有者と立ち会いして「筆界」=「境界」を確認します。
ブロック塀の中心線。
ブロック塀はAが設置したものなので、ブロック塀の右端を結ぶ線。
生け垣の左端を結ぶ線。
畦の中心線。
水路の中心を結ぶ線。
など色々あると思います。
そうして「境界」=「筆界」が決まったらどうすればいいでしょうか?
立ち会った当事者は、覚えているでしょう。
家族に話す方もいるでしょう。
でも、記憶は薄れます。
忘れるかもしれません。
年月が経つにつれて記憶のすり替わりがあるかもしれません。
思い違いがあるかもしれません。
「親父からは境界はここだと聞いています。」
「昔から水路はうちのもので、境界は水路の向かい側です。」
「あなたの土地はうちに越境していると聞いています。」など。
どうしましょう。
そんなときには、「境界標」を設置します。
木杭などは腐ってしまうので、金属かコンクリ-ト製のものがいいです。
ホ-ムセンタ-に売っているかもしれません。
なければ何でもいいです。
双方が解ればいいです。
そして、写真を撮りましょう。
日付が入って、立ち会いした方々が一緒に写っているものがいいです。
境界標を指さしてニッコリ笑っているなんか最高です。
そして、念のため写真の裏にでも、立会日時と、境界確認した旨と、
署名捺印(認め印でもOK)があればバッチリです。
これで記憶違いはなくなります。
息子は、「親父がチャンとしていてくれて、相続した土地を売るときにすぐ出来て良かった。」
と思ってくれますよ。
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