マイホームを探す際、「新築に近い快適さが欲しい」と考える方は多いでしょう。その候補として、「築浅(築10年未満程度)」の物件と、設備や内装が一新された「リノベーション済み中古」物件が挙げられます。

1. 築浅物件のメリット・デメリット

築浅物件は、新築の機能性や快適さを残しつつ、新築よりも価格が抑えられているのが魅力です。

✅ メリット

  1. 設備・機能が最新: 最新の省エネ設備やセキュリティシステムが導入されていることが多く、高い快適性低い維持費が期待できます。
  2. 住宅ローン控除が有利: 築年数の要件を満たしているため、住宅ローン減税などの税制優遇を最大限に受けやすい傾向にあります。
  3. 修繕費の心配が少ない: 大規模な修繕や主要設備の交換時期まで時間があるため、購入後の大きな出費を抑えられます

❌ デメリット

  1. 価格が高め: 中古物件の中では価格が高く設定されており、予算オーバーになりやすい傾向があります。
  2. 選択肢が少ない: 売却される物件数が新築や築古に比べて少ないため、立地や間取りの選択肢が限られます
  3. 価格の下落率: 築浅から築10年程度までは、比較的価格の下落が大きい時期であるため、短期間での売却には向かない場合があります。

2. リノベーション済み中古物件のメリット・デメリット

リノベーション済み物件は、古い物件の構造を活かしつつ、内装や設備を一新した物件です。

✅ メリット

  1. 価格が魅力的: 築年数が経っている分、築浅物件よりも安価に購入できるため、予算を抑えられます。
  2. 新築同様の快適さ: 設備や内装はすべて新品に交換されているため、実質的に新築に近い快適な暮らしが可能です。
  3. 立地が良い物件が多い: 築古物件は、都市の中心部など開発が進んだ好立地にあることが多く、住環境にこだわる方に有利です。

❌ デメリット

  1. 建物の躯体は古いまま: 配管や建物の構造部分(躯体)は古いままなので、将来的に修繕費用がかさむ可能性があります。
  2. 住宅ローン控除の制限に注意: 築年数が古い場合、住宅ローン減税の適用条件(耐震基準など)を満たせないリスクがあり、税制優遇が受けられない可能性があります。
  3. リノベーションの質にばらつき: 施工した業者によってリノベーションの質に差があるため、信頼できる不動産会社が販売しているかを確認する必要があります。

3. コストと価値で見る賢い選び方

以下の比較表を参考に、あなたの優先順位に基づいて最適な物件を選びましょう。

比較項目【A】築浅物件【B】リノベーション済み中古物件結論:こんな人におすすめ
購入価格高い比較的安い予算重視ならB
ローン優遇有利なケースが多い築年数によっては不利になる場合がある節税重視ならA
将来の修繕費しばらくは低く抑えられる数年後に大きな出費が発生する可能性がある安心感重視ならA
物件の立地開発中の郊外などが多い交通至便な好立地の物件が多い立地重視ならB
内装の自由度低い(リフォームがもったいない)低い(リノベーションが完了しているため)

💡 賢い選び方:

  1. 予算を最優先するなら:リノベーション済み中古を選び、浮いた予算を将来の修繕費として積み立てる戦略を立てましょう。
  2. 資金計画と安心感を優先するなら:築浅物件を選び、税制優遇を最大限に活用し、当面の修繕リスクを回避しましょう。

✅ まとめ:専門家に相談して失敗を避ける

築浅物件もリノベーション済み物件も、それぞれに魅力とリスクがあります。

特にリノベーション済み物件を選ぶ際は、建物の躯体や配管の状態、そして住宅ローン控除が適用できるかを必ず確認することが重要です。

最終的な決断をする前に、必ず不動産のプロであるエージェントに「リノベーションの質」や「将来の資産価値」について相談し、あなたのライフプランに最適な物件を選んでください。

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