中古住宅は新築に比べて、立地条件や広さの割に値段が手ごろですから、自分の好みに合わせてリノベ―ションすれば、満足度の高い家づくりができます。
しかし、中古住宅のリノベーションには意外な落とし穴が潜んでいることがあります。比較的新しいにもかかわらず、予想外に傷んでいて、新築以上の費用が掛かってしまった、構造などの制約から思ったようにリノベーションができなかった、10年後にメンテナンスに大きな費用がかかったというケースもあります。
家は建った瞬間から経年劣化が始まっています。家を健康に保ち続けるためには定期的なメンテナンスが必要です。住まいのメンテナンスは1回さぼると、次にかかる費用が倍増することもあるので、今までの履歴をよく確認して下さい。あまりメンテナンスが行われていない物件は、費用として、築10年目で100万円~200万円、築20年目で設備の交換などを含めて500万円程度予測しておく必要があります。
特に、注意したいのが屋根、床下、シロアリ駆除、外壁塗装です。これらの部位は、腐食や被害が進むと補修費用がかさみ、また外から見るだけでは進行状況が分かりにくい場所です。 見かけがキレイだからと放置しておくと、次のメンテナンス費用が倍増してしまう可能性があります。それまでメンテナンスをしていなかったせいで、白アリの被害と雨漏りによる腐食が進んでいて、通常のリフォーム費用に加えて、1,000万円近くの補修費用が必要になったケースがあります。資金計画を立てる際には、まずは、これまでのメンテナンス履歴をよく確認し、それから購入後のメンテナンス計画を含めた資金計画を立てておきましょう。リフォームの履歴をよくチェックしておくことが、中古住宅リフォームの10年後に大きな差を付けることになります。
また、断熱や耐震など、家の基本性能をよく確認しておきましょう。築年数が古い家は、断熱や耐震といった基本の性能が、昔の基準で建てられているため、快適に安全に暮らすためには性能向上のリフォームが欠かせません。 性能確認の鍵となるのは、1981年、1999年です。
1981年で耐震性能、1999年で断熱の基準となる省エネ性能が新しくなりました。つまり、それより古い年に建てられた住宅はそれぞれの性能が低い可能性があります。具体的には、1981年より古い家は耐震リフォームを、1999年より古い家は窓ガラスを複層ガラスにしたり、屋根裏や床下に断熱材を入れたりする断熱リフォームが必要となってきます。性能のレベルによってリフォームの範囲と費用が変わりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
屋根・外壁の劣化状態:確認しておきたいポイント
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