中古住宅を検討する際、多くの方がまず注目するのが「築年数」です。確かに、築年数が浅いほど新しい設備やきれいな内装が期待できるため、魅力的に映るのは自然なことです。しかし、「築浅=住みやすい」とは限らないのが中古住宅選びの難しいところ。実際には、築年数だけで判断せず、さまざまな観点から“本当に住みやすい”かどうかを見極めることが大切です。

1. リフォーム履歴やメンテナンスの有無をチェック

築年数が古くても、定期的にメンテナンスされてきた住宅は、状態が非常に良好な場合があります。特に以下のようなリフォームが行われているかを確認してみましょう。

  • 屋根や外壁の塗装・修繕履歴
  • 水回り(キッチン・浴室・トイレなど)の交換
  • 給湯器やエアコンの更新
  • 床や壁紙の張替え

これらの項目が定期的にメンテナンスされている物件は、築年数に関係なく、快適に暮らせる可能性が高いです。

2. 構造の強さや耐震性能を重視

1981年に建築基準法の耐震基準が改正され、それ以降の物件は「新耐震基準」に基づいて建てられています。しかし、それ以前の「旧耐震基準」の物件でも、耐震補強工事が施されていれば、安心して住むことができます。

購入前には、以下の点をチェックしておきましょう。

  • 耐震診断の有無と結果
  • 耐震補強工事が行われた履歴
  • 建物の構造(木造、鉄骨、RCなど)と劣化の有無

安心して長く住むためには、外観のきれいさ以上に、建物の「骨組みの強さ」が重要です。

3. 周辺環境と利便性を確認

いくら建物が良くても、住環境が合わなければ快適な暮らしは実現しません。中古住宅はすでに建っている地域にあるため、その周辺の環境もあらかじめ確認することが可能です。

  • 最寄り駅やバス停までの距離
  • スーパー・病院・学校など生活施設の充実度
  • 騒音・交通量・治安などの居住環境
  • 近隣住民の様子や雰囲気

実際に現地を歩いてみることで、ネットではわからない情報を得ることができます。

4. 日当たり・風通し・間取りの良さ

中古住宅を内見する際は、室内の使いやすさもじっくり確認しましょう。築年数が経っていても、日当たりが良く風通しの良い家は、毎日の生活がぐっと快適になります。

  • 南向きの窓があるか
  • 開口部の配置とサイズ
  • 風の通り道(窓の対角線上など)
  • 生活動線がスムーズな間取りか

これらは年月を経ても変わらない“住みやすさ”の基準です。

まとめ

中古住宅は、「築年数」だけでなく、メンテナンスの履歴・構造の状態・周辺環境・住み心地の良さといった多角的な視点から選ぶことが大切です。

一見古く見えても、丁寧に手入れされた住宅は、住んでからの満足度が非常に高いケースも少なくありません。
築年数にとらわれず、自分のライフスタイルに合った「本当に住みやすい中古住宅」を見つけてみてくださいね。

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