土地を探していると、しばしば「古家付き土地」という表記を目にします。これは、建物が残ったままの土地のこと。解体されていない分、手頃な価格で購入できる場合もありますが、思わぬ落とし穴が潜んでいることも。

今回は、古家付き土地の特徴と、購入前に知っておきたいメリット・デメリットを整理しました。

✅ 古家付き土地とは?

一般的に築20年以上の老朽化した住宅が建っており、買主が「解体・リフォーム・そのまま利用」など選べる状態の土地を指します。

🌿 メリット

1. 土地だけより価格が安いことが多い
売主が早期処分を希望していたり、解体コストを考慮して価格が下がるケースがあります。

2. 住宅ローンが使える場合がある
更地よりも「住宅用地」として扱われやすく、融資の審査に通りやすいことも。

3. 固定資産税が軽減される
古家が残っている間は「住宅用地の特例」で固定資産税が減額されます。(更地にすると税負担が増えるので注意)

4. 解体や活用の自由度が高い
リノベーションして住む、解体して新築する、賃貸に出すなど多様な選択肢があります。

⚠️ デメリット

1. 解体費用が自己負担
建物を取り壊す場合、木造でも100〜200万円程度、鉄骨造ならさらに高額になることも。

2. 建築制限のリスク
「再建築不可物件」の場合、解体すると新しい建物を建てられない可能性があります。接道義務(道路幅・接道長さ)は必ず確認しましょう。

3. 予期せぬ修繕・処分コスト
シロアリ被害、アスベスト、残置物の処理など、追加コストが発生するケースがあります。

4. 現状有姿売買が多い
多くは「現状渡し」で保証なし。購入後の不具合も自己責任となるため、事前調査が重要です。

📝 まとめ

古家付き土地は、条件が合えばお得な物件にもなりますが、事前調査を怠ると余計な出費やトラブルに悩まされることも。購入を検討する際は以下を確認しましょう。

✅ 再建築の可否
✅ 解体・修繕にかかる費用
✅ 土地の境界・権利関係
✅ 近隣環境と地域の規制

舞鶴市・福知山市・綾部市の相続不動産専門店のエコ・ビータ

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