
古い家を売却しようと考えたとき、最初に出会う選択肢が「現況(げんきょう)渡し」と「更地(さらち)渡し」です。
言葉だけ聞くと難しく感じますが、要は「古い家をそのまま売るか、壊してから売るか」の違いです。この選択ひとつで、手元に残るお金が数百万円単位で変わることもあります。

1. 「現況渡し」とは?
「今の状態のままで引き渡します」という条件です。
- 売主のメリット: 解体費用(一般的に150万〜300万円程度)を払わなくて済む。手間がかからない。
- 売主のデメリット: 買い主が「解体費用がかかるから」と値引きを要求してくることが多い。また、古い家があることで土地の広さがイメージしにくく、売れにくい場合がある。
【ここがポイント!】 「古家付き土地」として売り出し、買い主がリノベーションして住むケースもあります。その場合は現況渡しが喜ばれます。
2. 「更地渡し」とは?
「建物を壊して、まっさらな土地にしてから引き渡します」という条件です。
- 売主のメリット: 買い主がすぐに家を建てられるため、人気が出やすく、高く売れる可能性がある。境界(隣の家との境目)がはっきり見えるのでトラブルを防げる。
- 売主のデメリット: 先に解体費用を支払う必要がある。もし売れ残った場合、建物がなくなると「固定資産税」が跳ね上がるリスクがある。
3. 結局、解体費用は誰が持つの?
結論から言うと、「更地渡し」なら売主、「現況渡し」なら買い主が負担するのが基本です。
ただし、不動産取引では「実質的な負担」という考え方が重要です。
- 現況渡しの場合: 解体費用分(例:200万円)をあらかじめ相場から差し引いて売り出すことが多いため、結局は売主が負担しているのと変わらないケースがほとんどです。
4. 初めての売却、どっちを選べばいい?
まずは「現況渡し」で売り出してみるのが王道です。
なぜなら、解体して更地にしてしまうと、後戻りができないからです。「レトロな家を活かして住みたい」という買い主を逃すことになりますし、売れる前に高額な解体費を払うのはリスクが大きすぎます。
売れ行きを見て、「更地にしたほうが良さそうだ」と判断してから解体しても遅くはありません。

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